最後だから言わせてください。「投票に行きましょう」

10月1日、アオトーンナガノという活動を個人的にスタートしました。

 

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2030年、あなたの思い描く明るい未来を聞かせてください。

 

若者を中心に、今日までに出会った様々な方々に質問して、その答えをホワイトボードに書いてもらいました。

 

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質問をしていると「どうしてこんなことしてるの?」と逆に聞かれます。「趣味です」なんて茶化す(それも間違いではないけど)こともありましたが、実際は「選挙があるから」です。

 

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この10月、長野市では3つの選挙が開催されることになりました。

ひとつは、先週投開票が行われた衆議院議員選挙。残りのふたつは、明日29日に行なわれる長野市長選挙と長野市議会議員補欠選挙です。

 

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とは言ったものの、政治だとか選挙だとか、なんだか遠い話をしているような。日々ニュースでは課題が叫ばれていて、どんよりした感じです。立ち入りづらい印象の人が多いんじゃないでしょうか。

 

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でも、どうして政治があるか。選挙があるか。その原点は、一人ひとりが自分らしく暮らしていくためだと思うんです。難しい議論だって、みんなが豊かに生活していくために必要なことだから行われているんです。

 

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だからこそ、まずは自分の暮らしを考えてみる。未来を想像してみる。選挙期間って、自分らしさだとか生活だとかを思い返す絶好の期間だと思ったんです。

 

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そのうえで、自分らしい暮らしを実現してくれそうな人を選ぶ。一緒に作り上げていけそうな人を応援する。それこそが投票行為であって。色々な論点が並ぶなかでひとつに絞るのは難しいけど、もっと自分に主語を置いて選んでいいんです。

 

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この取組では選挙があることを紹介していますが、投票を呼びかけるようなことはしてきませんでした。なぜならば、「投票に行きましょう」この一言こそが、多くの若者から選挙を遠ざけているような気がしたのです。

 

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若者の投票率が低いだなんて言われているけど、決して関心がないわけじゃないと思うんです。ただ、関わるきっかけがないだけ。政治に近づくための機会が用意されていないだけ。ヒントがないままに「投票に行きましょう」と言われてしまうことが、政治離れにつながっているんじゃないかと感じています。

 

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でも、選挙前日を迎えたいま。どんな言葉で締めくくろうか必死に頭を捻ったけど、やっぱりこの言葉しか出てこなかったんです。

 

 「投票に行きましょう」

 

先日の衆院選投票率は53.60%。選挙権を持つ18歳以上の約半分程度の意見で僕らの暮らしの方針が決まっているのです。特に10〜30代の若者については50%以下の投票率です。約半数の若者の意見が反映されていない、極端な言い方をすれば、反映する必要がない、とされているのが現状です。

 

 

僕はたった半数の人の意見で大事なものごとが決まっていくことがとても悲しくて、この活動をはじめました。明るい未来をつくっていくためにも、自分らしく暮らしていくためにも、ぜひ投票所に足を運んでほしいです。

 

あなたの一票は、社会のためだけにあるんじゃない。あなたのためにあるんです。

 

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半径5mの幸せを願って。

波多腰 遥

 

疲れたら 休め

気づけば1年も書かずにいました。

 

僕は自分のことを見失いがちなので、書くことをとても大切にしたいのだけど、感情を整理したり表現することにすごくエネルギーを使ってしまうから、思い立ってもなかなか、表に出すに至らず終わってしまいます。

 

そうして自分の本音らしいものを遠ざけているあいだに、仕事が忙しくなったり、いろんなところで声をかけてもらったり。楽しいことも多いのですが、ちょっと調子を悪くしてしまいました。

 

うまく話せなかったり

ちゃんと眠れなかったり

意識が散漫としてたり

すぐ返事できなかったり←特にここ、みなさまごめんなさい…

 

自分がちょっと遠くにいってしまった気がします(わかる人にはわかりますかね…)。

 

数ヶ月前からなんとなく異変に気づいていたのですが、今月に入って経験上「ヤバい」感覚が身体を走ったので、まずは状況と今後についてだけでも文字に起こすことにしました。

 

まだいける、といえば、いける、のですが、少しセーブしていきたいと思います。

 

と言っても、基本的にはこれまでと変わりません。仕事もするし、諸々やってることも続けます。続けたいです。

 

ただ、続けていくためにも、意図的にペースを制限したり工夫しないといけない気がします。少なくとも僕の場合。

 

自分が強くないのもよく知っているし、強くないのがいいところくらいにも思ってます。だからこそ、自分に目をかけることが大切だと再認識しました。

 

だから、断っちゃったり、100%じゃなかったり、(今後も)返事遅かったりすると思いますが、どうかご容赦いただければと思います…。

 

あんまりこんなこと言うもんじゃないのかもしれませんが、どうせダメなら騙し騙しやるより宣言しちゃったほうがいいような気がしたので…。すみませんが今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

明日はライブだー!

それでも僕は投票してほしい。一票を投じる少数派の、上からメッセージです。

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2週間ほど前から落ち着かない日々を過ごしている。

胸のあたりがどうも詰まっていて、なにも手に付かない。

いよいよ今日は仕事中だというのに感極まって、トイレに逃げ込んでしまった。

 

選挙期間というのは、どうも苦手だ。

 

 

52.66%。
僕にとってはじめての投票であった2年前の衆議院議員選挙は、過去最低の投票率を記録。国民の約半数だけの声によって選ばれた人々で構成された政治の舞台で、この2年間、多くの変化が起こりました。

 

その数々の変革は私たちが望むものだったでしょうか。

人によって感じ方は違うかと思いますが、安全保障関連法案へ説明不足と答えた国民が80%にものぼったのは事実です。

 

そして多くの若者が声を枯らしました。その姿を腰の引けてきたメディアさえも取り上げました。今も賛否はあるけれど、若者たちの決死の努力によって取り上げざるを得ない規模まで、そして国会で演説するまでに影響力を持ちました。

 

良くも悪くも、この2年で僕らは学んだ。政治の動向を注視していかなければいけないし、青臭くとも意見を発していくことが大切で、その大きなチャンスである選挙には前向きに参加していくべきだと。

 

2年前とは違う。そう思って迎えた僕の今回の選挙は、この一言から始まった。

 

 

「投票の呼びかけとかされると、二度と行きたくなくなりませんか?」

  

 

 

唖然としてしまった。

そして熱っぽく言い伏せてしまったけど、今は彼の言いたかったことが少し理解できる。
これは若者の貴重な意見のひとつだ、それも決して少ない数ではない―。

 

むしろ「投票しましょう」なんて言うのが世間から見たらおかしいのかもしれない。
前回の20代の投票率は32%。つまり僕や投票を呼びかけていたその学生たちは少数派なんだ。

 

そんな奴らがわざわざ用意してくる義務かのような押しつけがましい選挙ムードに嫌気がさしているのを、決して興味がないわけではないのに逆撫でされたような気分になって足が遠のいてしまっているのを、今はなんとなくわかっている。…違うかもしれないけど。

 

 

 

それでも、それでも僕は投票してほしい

投票用紙は存在証明書だ。あなたが一票を投じなければ、あなたは政治の世界では存在しないも同然なんだ。あなたの意見を反映する必要が、残念ながら皆無に等しくなってしまうんだ。

 

最初なんだから、わからなくていいんです。政治の全体像が見えないから、せっかくもらった一票をどうしていいのかわからないのかもしれないけど(もらった、という表現は本来好ましくないですね)。

その上で、自分なりにできる範囲で調べてみてほしいです。僕は投票をする上で大切なのは「ベストな暫定解」を提示することだと思っています。僕だってまだまだわからないことだらけ。それでも既に投票してきました。

僕らが大人やお年寄りに比べ政治のことがわからないのは当たり前なことで。彼らに比べ経験してきたライフステージの数が違う。判断材料の数が違う。恥じることではありません。

 

与党は争点を「経済」と言います。そうかもしれない。
野党は争点を「改憲」と言います。そうかもしれない。

みなさんはどう思いますか?

 他にも、この国は多くの問題を抱えていて、議論すべきことは山ほどあります。
雇用環境、子育て環境、社会福祉制度、教育制度、原発、米軍基地、領土問題…

 

難しい言葉を並べられると嫌になっちゃいますよね。
僕も説明しろと言われたらどこまで説明できるだろうか…。
だから、こう考えてみましょうか。

あなたにとっての心配事や希望はなんですか?

思い浮かんだものを考えていくうちに、ややこしい単語にぶち当たると思います。調べるのはそこからでもいいです。最初からもっともらしい理論を組み立てなくていいんです。

 

あなたの一票では日本は変わらないかもしれない。

ただ、あなたが投票をしないことで望まない方向に進む可能性はほんの少しだけ大きくなるし、あとから「こう思ってたのに!」なんて最大の意思表明の機会をスルーして言うのはちょっとかっこ悪いような気もします。一票で変わるのは自分自身の意識です。

 

僕自身まだまだ勉強不足で、偉そうなことが言える立場じゃありません。ただ、今できる一票、今できる答えを提示することが選挙では大切なんだと思います。そんであとで一喜一憂するんだ。

 

僕は、たった半分の人たちの判断で世界が変わっていってしまうのがとても悲しい

どうか投票に行ってください。

 

一票を投じる一人の、22歳の、若者からの、上から目線の戯れ言です。

 お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

波多腰 遥(@h2hahaha